あなたは、通勤時間を有効活用できていますか?
在宅勤務ではない社会人には避けられない”通勤”という時間、会社に行くのが憂鬱でぼーっと過ごしてはいませんか?
ふと電車内を見渡すとスマホをいじっている人ばかりではないでしょうか。
後ほど詳しく記載しますが、首都圏の方は、人生で17,500時間(=約2年)程度を通勤に費やしていると言われています。
これだけの時間があれば、ある程度のことは何でもできる気がしませんか?
人生で17,500時間も通勤時間に費やしている!?
総務省統計局が公開している「社会生活基本調査から分かる47都道府県ランキング (平成28年度)」によると、首都圏での往復通勤時間 (通学含む) の平均は約100分程度だそうです。
通学を含んだ数値ですので、通勤に絞ればもっと長い時間になると予想されます。
首都圏との往復通勤時間 (通学含む)は以下の通りです。
- 神奈川県(105分)
- 千葉県(102分)
- 埼玉県(96分)
- 東京都(94分)
上記平均 約 100分
年間休日が120日だとすると、約408時間/年(=(365-120)日×(100÷60)時間)を通勤時間に費やしている計算になります。
大学卒業後に会社員になり65歳で定年と仮定すると、人生では約17,500時間(=(65-22)歳×408時間)、約2年の時間にもなります。
ある分野でスキルを磨いて一流として成功するには1万時間もの練習・努力・学習が必要だという「1万時間の法則」に従うと、これだけの通勤時間を有効活用できれば、2つの分野で一流になれちゃいますね。
通勤時間に多くの人がしていること
メディアBiz Hitsが2021年に電車通勤をしている男女500人に向けて実施した「電車通勤中のスマホ利用」についてアンケート調査によると、電車通勤中に9割以上の人がスマホを利用しているようです。
みんながスマホでしていることの上位10位は、以下の通りです。
SNSとニュース・天気のチェックが圧倒的に多いという結果になりました。
この結果から、通勤時間を自己研鑽に利用している人は意外と少ないことが分かりますね。
通勤時間の過ごし方オススメ2選
多くの人が、通勤に電車・バス・自動車を利用しています。
駅・バス停に向かうまでの時間や自動車を運転している時間は、スマホをずっと見続けるわけにはいきませんよね。
全ての通勤時間を有効利用するためにも、”目”の代わりに”耳”を使ったオススメの方法を2点ご紹介します。
電車やバスの中ではスマホを見続けることもできますが、ついつい娯楽に時間を費やしてしまう可能性があるので、スマホを見ながらする方法はオススメしません。
1. オーディオブック
忙しくて本を読む時間はないという方も多いと思いますが、音楽を聴くのと同じ感覚で自己研鑽が出来る素晴らしいサービスだと人気を集めています。
本を読むことで著者の濃密な経験や深い知見を追体験できる点において、本は非常に素晴らしい人類の発明です。
本無くして、人類の発展はなかったといっても過言ではないでしょう。
本を読むことでさまざまな効果が得られます。
- 教養や知性が身につく
- 想像力が豊かになる
- 語彙力・文章力が養われる
本は間違いなく素晴らしい発明ですが、情報に溢れている現代人にとっては、わざわざ時間を確保して読書するというのは意外と大変ですよね。
オーディオブックは、本から学びを得たいけど忙しくて読む時間がないという現代人の悩みを解決してくれます!
- すきま時間を有効活用しやすい
- 文章を聴くことで聴解力が向上する
- 脳の成長に有益な働きをもたらす
1.すきま時間を有効活用しやすい
オーディオブックであれば、ちょっとした時間や家事をしているときなどでも本を聴くことが出来ます。
ゆっくり本を読む時間がないほど忙しいみなさんにこそ、通勤時間というすきま時間もオーディオブックで本を聴くことをオススメします!
2.文章を聴くことで聴解力が向上する
本を読むことで読解力が身につくのと同じで、本を聴くことで聴解力(リスニング力)が向上します。
相手が話していることを理解するのは、コミュニケーションの第一歩ですので、聴解力が上がるとコミュニケーション力向上にもつながります。
3.脳の成長に有益な働きをもたらす
株式会社radikoが行った研究によると、ラジオを聴き続けることによって、記憶系脳番地が最大で2.4倍も成長したことが明らかになっています。
「ラジオを聴く」という行為が、脳の成長に有益な働きをもたらしていることが実証されていますので、オーディオブックを聴くことでも同じ効果が期待できるはずです。
ちなみに、私はAmazonが提供しているAudibleというオーディオブックサービスを1年以上利用しています。
2. 英語学習
ベタですが、通勤時間に英語学習をすることもオススメです。
ここでは、聴くことで英語学習できるPodcastというサービスをご紹介します。
Podcastとは「iPod」と「broadcast」が組み合わさった造語で、放送を聴ける音声コンテンツを指します。無料で利用できるサービスが多いです。
iOSには「Podcast」というアプリが標準でインストールされていますが、Androidにも「Google ポッドキャスト」をはじめとするPodcastアプリがあります。
ラジオみたいなものですが、テレビのように垂れ流し状態のため一時停止などはできないラジオとは違い、Podcastは録音された音声が配信されているので巻き戻したり何度も聞いたりすることが出来ます。
英語学習に適したPodcast番組を4つご紹介します。
1.Hapa英会話
ロサンゼルスで育ったネイティブスピーカーJunさんが、日本語解説つきで英会話表現を教えてくれます。
「英語→日本語」の順で英会話表現が読み上げられるので、英語だけを聴いても分からないよ・・・という方にピッタリのpodcastです!
個人的には、英語学習系のpodcastの中では一番丁寧で分かりやすいと思います。初級レベルの方にオススメです!
2.台本なし英会話レッスン
留学経験の無いそーたさんがアメリカ人のReillyさん(2020年5月まではアメリカ人のNateさんが担当されていました)が、お題にもとづいて即興の英会話をする番組です。
アメリカ/イギリスと日本の文化を対比させながら会話が進んでいくので、言語を学ぶだけでなくその背景にある文化を学ぶこともできます。
また、留学経験の無いそーたさんが英語学習でつまづいた点なども話されているので、これから勉強をしていく方にとっては非常に参考になります。
英語に関する細かい説明などが少ないので、やや中級者向けと言えるでしょう。
3.バイリンガルニュース
日本であまり報道されない世界のおもしろいニュースを、マイケルさんとマミさんの二人が独自の「バイリンガル会話形式」で紹介しています。
マイケルさんが主に英語 (ちょいちょい日本語)で話し、マミさんが主に日本語 (ちょいちょい英語)で話すという形式で放送が進んでいきます。
トーク自体は楽しいのですが、放送時間は約1時間半~2時間と非常に長いので、ずーっと集中して聞くのは少し大変かもしれません。
英語と日本語を混ぜながら話すとはいえ、スピードがそこそこ速いので中級者~上級者向けです。
4. NHK WORLD RADIO JAPAN News
NHKによるラジオ国際放送で、日本と世界の主なニュースが毎日配信されています。
全て英語による放送で、スピードも結構速いです。
とはいえ、ニュースをチェックしている方であれば、馴染みのあるニュースが放送されていることが多いので、英語でもそこそこ内容を理解することが出来ると思います。
一定レベルの英語力はあるけど、もっと英語力を上げたいと思っている中級者~上級者向けの番組です。
まとめ
今回は、意外とバカにならない通勤時間を有効に使う方法についてご紹介しました。
本記事をまとめます。
- たかが通勤時間といっても首都圏に住んでいる人は毎日平均100分、人生では17,500時間くらい費やしている
- 多くの人は通勤時間を娯楽に費やしており、ここで自己研鑽すれば他の人と差をつけることが出来る
- 通勤時間オススメの”耳”活はオーディオブックと英語学習
スキマ時間を上手に活用して、学びの多い人生にしていきましょう!
コメント