あなたは、「自分が毎日何時間スマホを使っているか」把握していますか?
1日に何時間もスマホに費やしている人も結構多いのではないでしょうか?
やりたいことはあるけど、なぜか毎日時間がない・・・
気付いたらスマホをいじってしまい、集中力が続かない・・・
スマホは便利なのでもはや生活には欠かせませんが、スマホに振り回されてしまって、こんな経験がある人も多いのではないでしょうか?
2021年にMMD研究所がスマホを所持する15~59歳に向けて行った調査によると、全体の50.7%の人が1日3時間以上スマホを利用しているとのことです。
中には10時間以上利用している人が4.3%もいるとのことで、少し驚きの結果ですよね。
本記事ではスマホ依存症かもしれないあなたに、毎日5時間程度スマホをいじって時間を無駄にしてきた筆者自身が実践したスマホ時間を減らす簡単な方法と効果についてご紹介します。
※重度のスマホ依存症の方は本記事を読む程度で対処できないので、病院に行くことをオススメします。笑
まずはスマホの使用時間を知ろう!
まずは自分が毎日どれくらいスマホをいじっているのかを知ることが大切です。
簡単にできるスマホの使用時間の調べ方をご紹介します。
iPhoneの場合
iOS12から追加された「スクリーンタイム」によって各アプリの使用時間やiPhoneの使用時間、App使用時間の制限などができるようになりました。
確認方法は簡単ですので、以下3ステップの通りにやってみてください。
- iPhoneの「設定」アプリをタップ
- 設定画面で「スクリーンタイム」をタップ
- スクリーンタイムの画面で、「すべてのアクティビティを確認する」をタップ
これで、毎日どれくらいの時間スマホを使用しているのか、何のアプリを何時間使用しているのか分かります。
Androidの場合
Andoridもiphoneと同様で、以下の3ステップで非常に簡単にスクリーンタイムを確認することが出来ます。
- Androidの「設定」アプリをタップ
- 設定画面で「アプリと通知」をタップ
- アプリと通知の設定画面で、「利用時間」をタップ
人がスマホで時間を浪費してしまう理由
ご自身のスクリーンタイムを調べてみると、毎日結構な時間をスマホに費やしていることを知って驚いた方も多いのではないでしょうか?
私自身、毎日5時間程度スマホを使っていることを知ったときは結構衝撃でしたし、浪費した時間を考えて後悔しました。
人がスマホでついつい時間を浪費してしまうのは、大きく3つの理由があります。
- 便利で手軽すぎるから
- ドーパミンの影響
- 癖になっているから
1. 便利で手軽すぎるから
スマホってホントに便利ですよね。
連絡手段としての役割はもちろんのこと、ネットで調べものや買い物ができたり、綺麗な写真が撮れたり、電子マネー決済を使えば財布になるなど、もはや生活になくてはならないほど便利な道具です。
ちょっと調べものをしようと思ってスマホを手に取ったものの、気付いたらYoutubeでかなりの時間動画を見ていた・・・なんて経験がある人も多いのではないでしょうか。
スマホ1台で本当に色々なことができるので、余計なストレスなく別の行動をとることができるのはありがたいですが、ついつい時間を浪費してしまう原因でもあります。
2. ドーパミンとオピオイドの影響
スマホをいじることで「快楽」にかかわる物質として知られている「ドーパミン」という脳内物質が放出されます。
ドーパミンは、快楽や喜びそのものを与えるというより、「快楽が得られる行動を取るよう動機づける」物質です。
「空腹時にピザを探す」「性的に興奮した時に性行為を求める」など、探求したいと脳が感じる時にドーパミンは放出されます。
探求の結果得られる快楽や喜びそのものの感情は、「オピオイド」という物質の作用がもたらすと言われてます。
探求に夢中になるのはなぜか。それは、オピオイドが快楽の感情を与えてくれるからだ。
「DIAMOND online スマホはパフォーマンス管理の最大の敵」より引用
ネットで何かを調べるという行為には、必ずオピオイドがついてくる。
そして、文字どおり瞬時に満足感をもたらしてくれる。新しいフォロワーができる、記事に「いいね!」がつく、
インスタグラムに誰かの新しい写真がアップされるというように、何か新しい発見があるたびに、脳内に少量のオピオイドが分泌される。
そうすると、また新たな発見がしたくなり、ドーパミンがさらに分泌されるというわけだ
スマホは脳にとっては快楽のスパイラルのようなものだということです。
(参考文献) ①DIAMOND online スマホはパフォーマンス管理の最大の敵 / ②スマホがドーパミン中毒者を量産している、中毒から抜け出す方法はあるのか?
3. 癖になっているから
便利すぎるスマホを日常的に使い、ドーパミン放出量が多い人は、スマホをいじることが癖になっているかと思います。
筆者は完全にこのケースに当てはまり、スマホをいじること自体が癖になっています。
少し時間があったり、集中力が切れると、特に知りたいことがなくてもスマホをいじってしまう。
何なら、そこそこの集中力で作業している時でさえも、目の前のスマホがふと視界に入ると集中力が途端に切れてしまい、スマホをいじりだす始末です。
癖になってしまった根本的な原因は、先程述べたスマホの利便性とスマホ利用による脳内物質が分泌されることですが、スマホ依存症・中毒になっている場合が考えられます。
ちまたで言われているスマホ時間を減らす方法
本記事では、スマホ時間を減らすために役立つと言われている複数の対処法をまとめてみました。
筆者の独断と偏見で、役立ちそうだなと感じた方法と、そうでない方法にまとめてみました。
筆者自身は役立ちそうにないと感じた方法でも、人によっては十分効果があるかもしれませんので、自分にあっていると思えば試してみてください!
この中で、実際に筆者が試した方法と効果については後述します。
筆者が役立ちそうだなと感じた方法
以下の方法は簡単かつ効果が見込まれると感じました。
- アプリに使用時間制限を設ける
- スマホ対策アプリを入れる
- アプリなどのプッシュ通知やバイブレーションをオフにする
- お家でのスマホの定位置を、目につきにくい場所にする / 枕元にスマホを置かない
1. アプリに使用時間制限を設ける
筆者が実際に実践した方法はこれです!
何か特定のアプリばかりを使用している人には、効果が表れやすいのでオススメです。
具体的なやり方と筆者が実践した結果については、後ほどお伝えします。(こちらに記載←結果の記載部分に飛びます)
2. スマホ対策アプリを入れる
スマホ対策アプリには、以下のような機能を持った便利なアプリがあります。
- スマホをいじらないことを楽しめるようにしてくれる
- スマホ時間を警告してくれる
- 強制的にスマホをいじれなくする
スマホ対策アプリのオススメ3選をご紹介します
1. スマホをやめれば魚が育つ
スマホをやめれば魚が育つ
Takeshi Segawa無料posted withアプリーチ
その名の通り、スマホを触らない時間だけ魚が育ちます。
使い方は非常にシンプルで、育てる魚と触らない時間を設定するだけです。
育成ゲーム的な要素が強いので、楽しみながらスマホ対策できるのが良いですね!
Google Chromeとの連携機能でPCでのネット閲覧も管理できるので、スマホ時間だけでなく、ネット時間を管理したい人にもオススメです。
2. Forest
Forest – 集中力を高める
SEEKRTECH CO., LTD.posted withアプリーチ
スマホをやめれば魚が育つと似たような育成要素があるスマホ対策アプリです。
スマホを使用しなければ木が育ち、不要なアプリを操作すると枯れてしまいます。
いくつもの木を育てて作った森を見ることで、スマホをいじらなかった達成感が得られるはずです。
Androidユーザーは無料ですが、iPhoneユーザーは490円(税込み)なのが少し痛いところではあります。
iPhoneユーザーは無料のスマホをやめれば魚が育つをまずは最初に試してみるのが良いかもしれません。
Androidユーザーはスマホをやめれば魚が育つをインストールできませんので、Forestをインストールしてみてはいかがでしょうか。
3. UBhind
UBhind – Mobile Life Pattern
Rinasoft Inc.無料posted withアプリーチ
1日のスマホ時間を制限することができ、設定時間を過ぎるとロックがかかるアプリです。
目標時間が自分で設定できるので、少しずつ目標を上げていけば、程よい強制力で無理なく続けることが出来ます。
育成要素で楽しめるアプリも良いですが、最初のうちは少し強制的にスマホから離れるような仕組みを使うのも効果的だと思います。
3. アプリなどのプッシュ通知やバイブレーションをオフにする
スマホには毎日色んな通知が出ますが、プッシュ通知に出るとついついスマホをいじってしまいますよね。
緊急性が高くないアプリのプッシュ通知やバイブレーションをオフにすることで、スマホに意識が向かうきっかけを出来るだけ少なくすると良いでしょう。
4. スマホの定位置を決めて、家ではスマホを持ち歩かないようにする
家の目につきにくい場所をスマホ定位置に決めて、家の中ではスマホを持ち歩かないことも効果的です。
スマホから物理的に離れればスマホを触ることができないので、気合を入れるならこれが一番効果的かもしれません。
筆者のようにスマホ依存度の高い人からすれば少し荒療治かもしれませんので、無理なく少しずつスマホ離れをしていくことをオススメします。
まずは寝る前に枕元にスマホを置かないところから始めてみてはいかがでしょうか。(目覚まし時計がない人は購入しましょう)
そこまで効果はないかも・・・(なんか気が進まないな・・・)と感じた方法
- スマホチェックは1日に数回のみと決める
- スマホを一切使わない時間を設ける
- すきま時間でのスマホいじりを防止するためにTo Do Listを事前に作っておく
- スマホ以外の趣味をつくる
- スマホ画面をグレースケールモードに変えることでスマホの誘惑を弱体化する
- 思い切ってアプリを削除する
- よく使うアプリをホーム画面2ページ目以降に置いて、手軽さを減らす。
自分の決心だけで(意識を変える仕組みなしに)スマホいじりを辞めることはかなり難しいのと、スマホの利便性を低下させるのは何か違うなと思い、筆者の独断と偏見で挙げさせていただきました。笑
これはあくまで筆者の私見であり、人によっては十分効果があるかもしれませんので、自分にあっていると思えば試してみてください!
筆者が実践した対策とその結果
これまで、スマホ時間を減らすのに効果的だと言われている方法についてご紹介しました。
ここからは、数ある方法の中から実際に筆者が実践した”アプリに使用時間制限を設ける”についてのやり方とその効果についてお伝えしたいと思います。
”アプリに使用時間制限を設ける”を選んだのは、大きく3点の理由があります。
- スクリーンタイムを確認したら、Twitterなどの一部のアプリばかり使用していることが分かったから
- 設定が非常に簡単だから
- 時間制限があれば、スマホをいじるときの意識が変わるかもと思ったから
アプリに使用時間制限を設けた結果
アプリ制限の詳しい設定方法は後ほどご紹介しますが、
まずは実践結果についてお伝えします!
スマホ利用時間 (1日の平均時間)
私は自分に甘いので、あまりに暇な日やどうしてもスマホをいじりたい日は制限時間になった後に延長設定したり、制限自体を解除していました。笑
スマホの持ち上げ回数 (1日当たりの平均利用回数)
これからは、通知をオフにすることと目につきにくい場所に置くことでスマホをいじる回数自体も減らしていこうと思います!
アプリ使用時間制限の設定方法
設定方法は簡単ですので、以下の7ステップの通りにやってみてください。(iPhoneをご利用の方向け)
- iPhoneの「設定」アプリをタップ
- 設定画面で「スクリーンタイム」をタップ
- スクリーンタイムの画面で、「App使用時間の制限」をタップ
- 「制限を追加」をタップ
- 制限したいAppを選択 (同時に2つ以上選択する場合は、ここで選んだアプリの合計使用制限時間が設定されます)
- 制限時間を設定する
- 曜日ごとに設定を変えたい場合は「曜日別に設定」をタップし、曜日ごとの制限時間を設定する。
最後に右上に表示されている「追加」をタップして完了!
制限時間が来てもアプリを使用したいときもあると思います。
その場合は、以下の設定で簡単に制限時間の延長が出来ます。
制限時間に達したアプリの使用時間延長方法
スマホ時間を制限したいけど、もう少しだけ使いたい時にも簡単に延長設定できるのは便利ですよね!
(この簡単さゆえに、私はしょっちゅう延長してしまうのですが・・・笑)
Andoroidユーザーの方は、以下の記事にアプリの使用時間を制限する方法が詳しく記載されていますので、ご参照ください。
まとめ
今回は”スマホ時間を減らす簡単な方法と効果”についてお話ししました。
毎日の時間が誰しもが平等に24時間ですが、何に時間を費やすかは人それぞれです。
スマホは日常生活に欠かせない便利な道具ではありますが、スマホに振り回されて時間を費やしすぎるのは、あなたの人生にとって良いことなのか考えてみませんか。
もしスマホと適度な距離を置きたい場合、本記事で紹介した方法をぜひ試してみてください!
ちょっとした対策を行動に移すだけで、意外とスマホ時間は減らせるものです。
スマホ時間を減らして、より快適な人生のために時間を使いましょう!
私もスマホ時間を減らせるように頑張ります!
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